ロンドンオカンの言いたい放題

心も財布もど庶民のオカンがいそいそとロンドンへ。何を間違ったかド級の金持ちがゴロゴロいる環境と接点を持たねばならなくなった。さあ、オカンどうする??

よし、都会へ行くぞ

オカンはヨーロッパの小国に夫と娘2人と一匹の老犬とのんびり住んでいました。

世界でも有数の豊かな国と言われるこの小国、穏やかでほぼ何のハプニングも起こりません。税金も安いし電車も時間通りに来ます。お役所で並ぶこともありません。観光客は物価の高さに足早に通り過ぎますが、住民は所得も高いのでどーってことありません。時はゆっくりと流れ、木々は爽やかにそよぎ、オカンもぼーっと生きておりました。娘たちも野山を野猿の如く駆け回って過ごしていました。

ある日、自分の眼鏡を冷蔵庫のバターケースの上で発見した時に戦慄が走りました。

「私の記憶が正しければ、かつて大都会でガンガン働いていたことがあったはずだ。眼鏡を冷蔵庫に置き忘れることなどなかったはずだ!!このままでは若年痴呆が始まってしまう」

熟考3秒の末、夫に

 

「よし、都会へ行くぞ」

 

と言うわけで都会に行ってみることに(無理矢理)決定。

都会と言っても世界に都会はたくさんあります。東京も香港もシンガポールもニューヨークもいいですね。行き先を決めるポイントはまあまあこれぐらいでしょう。

1 そこに仕事があるか

2 言語

3 教育

4 生活のしやすさ

1に関して言えば基本中の基本。人間誰しも金を稼いで生活せねばなりません。仕事がないところに行けるはずはありません。オカンの旦那は一応大都市であれば仕事が見つかりそうな分野の仕事なのでなんとかなります。オカンは自営業なので基本どこにいてもパソコンさえあればなんとかなります。ただ、自営業となるとその国で会社として登録する必要があるので、スモールビジネスに優しいもしくは起業家支援のある国または自治体だとなお良しです。

この辺りを考慮すると、ニューヨーク、香港、シンガポール、フランクフルト、ベルリン、ロンドンなどが候補にあがります。

 

2は意外と重要です。住んでいたヨーロッパの小国ではドイツ語だったのですが、旦那はそれが母国語で何の苦労もありませんが、オカンにとっては年とってから身につけた言語、どうしても不便なシチュエーションに多々ぶつかりました。ですので、会社設立等のレベルまで不自由なく操れる言語となりますと、英語か日本語と限定されてしまいます。

この辺りを考慮すると、ニューヨーク、シンガポール、ロンドンなどになってきます。

 

3は子供がいるので考慮しなくてはいけない最大ポイントとなります。まず、大きく動くのに適した年齢かということ、学校教育は世界的にトランスファラブルか(ここ日本語で上手く説明できません。世界のどこに行ってもある程度スムーズに単位承認、単位移譲などかできるかという意味合いです)、そして何と言っても楽しく通えるかどうかという観点で調べます(教育については後々テーマを分けてじっくりと)。

この辺りを考慮すると、シンガポール、ロンドン、香港などになってきます。

4はまあ生活がしやすければ、新生活が早く落ち着くのでという感じです。生活物価がリーズナブル、外国人に対してコミュニティーが開けている、そういったものです。後、移動コストや家族メンバーのかかるストレスをこのカテゴリーに含めると、やはり独り身の義母になるべく近く、日本にいるオカンの両親に比較的簡単に会いに行けて、生活習慣があまり変わらないなどがあげられますので、必然的に向かう都会は、

 

ロンドンとなりました。

 

さて、どうなることやら。